第2章~学習編~

教科別勉強法~現代文~

現代文の取り組み方

こんにちは

現代文の勉強方法は現代文の解き方、取り組み方を覚えることです。
特別どのテキストを使うとかは個人的には関係ないと思っています。

重要なのは感覚で解くことは絶対にしないということです。
感覚で解ける人は今まで読書経験があるということだと思います。
しかし根拠のない回答では間違えを修正していくこともできませんし、いつも通りを持つことができず、安定しません。できる限り早く脱却するようにすべきです。

現代文入試について

現代文入試は使われる文章で分類分けされ少しずつ解き方が異なります。

文章の種類は評論文、小説という二大テーマに加え、詩、短歌、俳句、近代文語文などが扱われます。

分類分けすると「評論文・詩・短歌・俳句」「小説」「近代文語文」に分けられます。

評論文・詩・短歌・俳句グループ

読解力が試される。筆者の主張を抑えることが重要。主張の抑え方などは下で書いています。

小説グループ

読解力が大切。読解力といっても上のグループと異なり、問題に関わるすべての部分を読めるかが重要。この力も下で書きます。

近代文語文グループ

直訳できるかに正解がかかっている。その点で近代文語文語彙の知識が必要になる。対策が必要な場合は要勉強。

現代文入試の型

現代文入試は文章別だけでなく、問題形式別にも分けることができます。

東大、共テ型と早稲田型に分けられます。この型は年によって変わることは少ないので過去問を見て確認したい。

現代文の解き方 東大や共通テストと早稲田の違い

東大型

意味段落の法則を持つ。
意味段落に1問問題があり、その回答根拠は同意味段落にあるという形。

答えの見落としに気づきやすい。意味段落をしっかりと分けていく力が重要。

早稲田型

東大型と異なり、問題と回答根拠が離れている。答えを出さずに読み進めることが重要。

現代文での力

現代文で重要な力は2つです。それは知識と読解力です。この2つを問題をやる中で鍛えることが重要です。

知識

覚えるしかないです。

主に漢字、語彙、近代文語文単語などです。知らない言葉は調べましょう。ひとつでもわからないことがあったら落ちると思って取りこぼしなく知識としましょう。

漢字や単語は学校で使っているものでもいいですし、必要なら買ってもいいと思います。何冊もやる必要はなく1冊で十分だと思います。

迷ったらいつも言っているように一番人気なものにすればいいと思います。

読解力

主張を捉える力

評論文などでは問題に出されるのはほとんどが主張をきくものです。
そのため主張とそれ以外の部分との区別をつけることが重要です。
逆に言えば主張だけを追っていけば正解にたどり着けるということです。

主張部分にはそれぞれ目印があります。グループごとに分けて紹介します。
例は全部取り上げることはできないのでこれ以外にもあるということを意識し、例を参考にグループでとらえてほしいと思います。

前提として主張というのは一般的にわかりにくい、抽象的であるということである。具体的な事柄は限定的ということなので主張にはなり得ません。

筆者の考えグループ

筆者が自らの考えを述べている部分は当然主張になります。

<例>

思う

と考える

推測(だろう、~か)

重要である

呼応グループ
  1. 疑問―答え

    答えを紹介したいがために読者に対して疑問を投げかけるのです。疑問に対応する答えの部分は主張になります。疑問の語を見逃さずに主張を捉えましょう。

    <例>
    ~か

    ~どうだろうか
  2. 抽象-具体

    上に書いたように具体的なことは主張になりません。
    逆に言うと具体は主張ではないのに書いていることには理由があります。

    それは主張となる抽象がわかりにくいため、具体を用いてわかりやすくしているのです。
    そのため具体の前後は主張になります。

    <例>
    具体例部分
接続詞

接続詞は接頭で前後の関係を表している。以下の語はその後が主張となる。

  1. 逆説

    前の一般的なことを否定し、後ろで一般的なことと異なる主張を展開する

    <例>
    しかし

    それでも

    だが

    これに対し
  2. 言い換え

    同じ意味を繰り返すということはそれを伝えたいということである

    <例>
    つまり

    すなわち
数字に関すること

数字を使って整理しているということはその分伝えたい重要さが高いということである。

<例>

1つ目、2つ目、3つ目

一番の…、最大の…

その他

繰り返していることは主張のため繰り返している

設問は主張をきいているので設問も主張

最初の段落の一般的でない抽象内容は主張の導入である

関係ある部分をすべて捉える力

これは先ほどのように具体的に説明することは難しいです。
というのも当然ですがすべてということは何か目印があるわけではないからです。
少しでも理解しやすいように例を使いたいと思います。

小説の解き方の例文

食べたのは何でしょうという問題があったとします(画像右半分)。
ここでは直前に答えがあり、エビチリとなっています。
この問題の場合、他の「私」や「辛い」、「泣いた」といった文要素は関係ありません。

しかし問題が食べた結果どうなったかというものであったらどうでしょう(画像左半分)。
一転して「エビチリ」は無関係となり「泣いた」が関係あることになります。
これをもっと大きく文章全体で行う力ということになります。

わかりにくいかもしれませんが、問題についている解答には必要な要素が抑えられていることがほとんどです。
それらに着目出来ていたかどうか、そしてそこに関係のない部分に気を取られていなかったかどうかを考えて問題演習をしていってほしいです。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回は国語ということで教科別勉強法を紹介しようと思っていたのですが、現代文を書いたら思ったより長くなってしまいました。そのため次回に古文、漢文を分けることにいたしました。

現代文は教える人、受験生によって取り組み方が大きく変わる科目だと思っています。共通して主張を抑えることが重要でありますのでどんな取り組み方であってもそこに重点を置いた勉強を進めることが合格への近道です。間違っても感覚で解くことはやめましょう。

その一方で知識というのは全く教え方など差が出ません。差が出るのはかけた勉強時間です。早いうちから取り組み、直前に焦ることがないようにしましょう。特に上位校を目指すにあたってはやってればできる知識問題は満点で当然、落としたらマイナスというところなので注意しましょう。

感想、意見、質問等ありましたらぜひコメントに書いていただきたいです

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトは reCAPTCHA と Google によって保護されていますプライバシーポリシー利用規約 申し込み。

The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.