第2章~学習編~

教科別勉強法~英語~

こんにちは

今回は私が実際に浪人生のころに完成させた英語の勉強法をご紹介します。

私は5教科の中で英語が最も苦手でした。そのため特に苦手な人には参考にしていただけたら嬉しいです。得意な人は欠けている要素などを発見する機会にしていただけたらいいと思っています。

最初に言っておきますが、何度もこのブログ内で述べたように予備校に言っている人はそのテキストに1番力を入れてやってください。

基礎

この基礎コーナーでは英語の勉強の基礎となる文法などをどのように勉強していたか紹介します。

単語

学校では「駿台文庫、システム英単語」を使っていましたが、汚くなったため3年生、浪人生は「鉄緑会、鉄壁」を使っていました。
先に言っておくと単語帳はなんでもいいです。このような単語帳で重要なのは超ド基礎単語を覚えることです。そのため2000wordsくらいあれば何でもいいです。

英単語帳 システム英単語
駿台文庫 システム英単語
英単語帳 鉄壁
KADOKAWA 鉄壁

英文法

結論から言うと「新・英文法頻出問題演習」(以下英頻)です。Part1、Part2をしっかりやることで英文法の基礎が形成されます。私が1年で20周くらいしたというのはこのテキストです。そのくらい困ったらこれをやって抜けを確認していました。以下ではこの教材の弱点を紹介します。これらの弱点を意識したうえでそれでも余りある利点を大いに生かしてレベルアップしてもらいたいです。

英語問題集 新英文法頻出問題演習 PART1
駿台文庫
新英文法頻出問題演習 PART1
英語問題集 新英文法頻出問題演習 PART2
駿台文庫
新英文法頻出問題演習 PART2
  1. 難易度
    正直、最初は結構難しいと思います。
    そのため1周目は間違えてもどんどん進めて、2周目にはできなかったところをやりつつ参考書で調べ、3周目以降で本格的な完成を目指していくのがいいと思います。
  2. 解説
    この英頻は結構解説が不親切な点があります。そのためこの一冊だけで完成させるのは難しいです。参考書との併用が必須になります。わからなかったら調べる、これをしなければ向上は望めません。

*英文法をやる意味

ここでどうしても書きたかった英文法をやる意味について説明します。

英文法はいらないという考えをもっている人はかなり多いと思います。
実際私の回りにもかなりいます。しかし受験生が英文法を学ばなければいけない理由は2つほどあります。これらを読んだうえで今一度英文法の大切さを確認していただきたいです。

  1. 大学で必要になるアカデミックな英語力

    大学では今の受験勉強とは比較にならないような専門的でアカデミックな英文を読むことを要求されます。その文章内では一文が非常に長かったり、複雑な構造だったりがでてきます。
    そのような文章を正しく読むためには単に単語の意味を知っているだけでは意味をとる順序や区切りなどを間違えてしまうことが容易に予想されます。そのような文章を正しく読んでいくための力として高い英文法の能力が必要なのです。
  2. 感覚での言語習得はできない

    日本で生まれ育っていれば日本語を自然と取得したと思います。
    それは、幼少期は全言語対応であるためです。親の国籍、母語に関わらず周りの環境に合わせて子どもは母語を習得します。
    この全言語対応能力はおよそ12歳までになくなります。これを臨界点仮説といいます。詳しくはぜひ調べてみてください。
    すなわちそこまでに習得していない言語は感覚的に習得することはできないのです。そのような受験生では、日本において自分を英語の環境に置いて習得するのは難しいです。
    むしろ現在の母語を用いて説明を理解し、論理的に習得を目指すほうが早く、確実に習得できるのです。

参考書

一押しは「旺文社、ロイヤル英文法」です。
正直高校生が使う参考書ではこれ以上のものはありません。電子辞書を使っている人は入っているかもしれません。持っていなければ買う価値は十分にあります。正直学校で使うようなネクステ等よりも詳しいです。
でも英頻をやっている中で困らなければ必要ないかなと思います。

英語参考書 ロイヤル英文法
旺文社 ロイヤル英文法

辞書

結論、なんでもいいです。
辞書はいろいろ使ったことがあるわけではないので私の恩師の言葉を参考に紹介します。結論的には電子でも紙でもどちらでもよいとのことです。重要なのは例文を書きぬくことで単語の意味と使い方を身に着けることとおっしゃっていました。実践し、非常に有用だったと思います。
あえて辞書選びで重要な点を挙げるとしたら発行年です。英文法は日々更新されています。そのためできるだけ最新のものを買うことをお勧めします。

発展

浪人生時代はいわゆる発展的内容で紹介するような長文読解などは予備校の教材を何回も何回も繰り返していました。最も好きな教師に教材は何回やったかわからないくらいやりました。それに加えて過去問を2年分やっただけでした。

過去問はもし青本があれば青本をお勧めします。赤本は解答解説の間違えが多いからです。解答解説には要素ごとに得点があります。しかし赤本解答は多くの過去問を出版するためそのシステムを理解していない人がやっていた場合、そのまま出版されるためです。

基本的に長文問題の取り組みは「高質の問題を何回も」です。予備校などが作る教材は非常に高質です。理由として予備校側は重要事項が山盛りの問題を選定しています。そのような問題を重要な点を意識しながら何回もやることで本番になった時に自然と重要な点に目が向くようになるのです。

予備校に通っていない場合は王道の選んでいる人が多いテキストにするといいと思います。志望校の過去問でもいいと思いますが、内容に偏りが出ていることもあるのでお勧めしにくい点もあることは意識しておいてもらいたいです。

過去問

先ほどからしている過去問の話により焦点を当てていきます。

英語の過去問は何個も何個も当たり散らしてやるものではありません。基本的には上で紹介した優先するものがあれば秋ごろまではやらなくてもいいと個人的には思います。やるのであれば復習を本当に大事に。
問題解答の思考回路を何度も再現し、重要事項を意識しながら何度も解きなおしましょう。目安としては半分の時間で9割が取れるまでやることをおすすめします。

英語に限らず何度も我慢強くできるか、これが合格を分けると言っても過言ではありません。

リスニング

リスニング練習すれば確かに点数は伸びるのですが、リーディングも短文から長文へという順であるようにリスニングもそうであるべきだと思うのです。確固たる実力には短文から始める以外の選択肢はないというのが考えです。短文トレーニングには長文問題の音声やYouTubeにある短文リスニングがおすすめです。

もちろん聞くことだけがリスニング勉強ではありません。そもそも英語が聞こえないのは自分の耳が英語を聞き取れないからです。雑音が勝手に自分の耳から抜けるのと同じです。もうちょっと突飛な例えだと好きではないアイドルグループのメンバーの顔がみんな同じなのと一緒です。まずは英語の音を知る必要があります。だから音読やシャドーイングがよく勧められるのです。実際私もリスニング練習の文章だけでなく長文や構文テキストも音読しています。

その時のポイントを次は書きます。

私が浪人生の時、自分はよく突っかかるポイントがある、確かに英語を使ってこなかったけどもなぜここをスラスラ言えないのか?という疑問を持ちました。何か英語話者にとってポイントがあるのではと思いました。そこで音源を聞くとリンキングや間を置くタイミングにポイントがありました。

まとめると音読のポイントはまず音源を聞く、そして読んでみてスラスラ言えたらOK!でもできなかったら音源を聞いてマネをする(ポイントを掴む)のです。

そうやって自分の耳に、脳に英語ならではのポイント(リンキング、黙字になるとこ、めちゃ短く発音されるとこ、間など)を吸収していくと良いと感じます。

受験のリスニングはある程度型が固まっているので最初の内は長文の音声や音読で土台をつくり、直前期には練習問題を重ねるのがいいと思います。また、模試は本当に質が高いので特に復習で何度も活用するべきです。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回は簡単ではありますが、英語の勉強について紹介させていただきました。

長くなってしまいましたが、少しでも参考になっていればうれしいです。

英語は文系、理系関係なくどの学校でも受験に必要になってきます。そして苦手な人が多いのも事実です。そのため早いうちに文法で基礎を固め、得点源にすることで自信をもって他教科に時間を回すことができます。英語の攻略は合格に一気に近づくので地道に頑張っていただきたいです。

この先もこんな感じで一応教科ごとに紹介する予定です。

感想、意見、質問等ありましたらぜひコメントに書いていただきたいです。

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