こんにちは
今回は春休み期間、3月後半から4月頭の年度初めまでにやっておくべきことを紹介します。どれも基礎的で簡単にできることが多いのでぜひやっておいてもらえたらと思います。
春休みにやっておくべきこと5選
1.これまでの基礎勉強の復習
当然のことながらできる限り勉強時間を確保することが大切です。少しでも差をつけるためにいち早く勉強をするのは非常に重要です。浪人生は特に焦りがちですが、行うことは高難易度でなく基礎勉強です。
勉強の仕方について詳しくは後の記事で書きますが浪人生は1から、現役生はまず3年生の内容からとなります。春休み期間は新年度のスタートの土台となる基礎勉強をすべきです。
さらに具体的に言えば英語、数学などでしょう。英語であれば単語や文法、数学ならばチャートのようなテキストを量重視で何度も周回するのがいいと思います。
2.教材の精査
教材の精査の基準は主に3つです。
- 予備校の教材
予備校に行く人はすべての勉強の土台を予備校にしましょう。自分で買う教材は補完です。
その理由はただ1つです。「高い授業料で、自分の人生よりも長く受験を研究してきた予備校が威信をかけて作った教材が、高々数年しか受験を考察してない受験生の勉強方法に劣るはずがない」からです。
浪人生ならなおさらです。前年に落ちた浪人生は去年失敗した自分の勉強を続けることはおすすめしません。 - 王道、使用人数が多い教材
王道教材は質がいいです。その質のよさ故に王道の教材になっているわけです。
また、多くの人が使っている教材を使うということは少なくとも教材選びにおける差はないということを意味します。教材の差は下手すると重大な差になりかねません。その心配が必要なくなります。 - 自分に合った教材
自分に合う基準は様々だと思います。自分が取り組みやすいと思った教材は使い続けてもよいでしょう。
時々たくさんの教材をやっているような人がいますがお勧めできません。自分は教材をたくさんやろうとしていた時期もあったのでたくさんやりたい気持ちはわかります。しかし結局うまくいった浪人時代のころは予備校教材の他に使ったのは英単語帳、古文単語帳、チャートくらいでした。他に使ったのを加えても地図帳、スマホ自作単語帳くらいでした。
多くの教材を使うより選りすぐりの教材を覚えてしまうくらい何度も繰り返すことが重要です。私も最もやった英文法問題集は多分年間で20周くらいやったのではというほどでした。
同じ教材をやることにおける反論としてよく言われることは「覚えても意味がない」や「問題の数をやって知っている幅を増やすことが重要」などでしょうか。これらは大学受験への態度が間違えていると思われます。大学受験では、本番出た問題が自分のやってきた問題に似たような問題があるかどうかを問うようなものではありません。大学の作問者も受験生は過去問をやっていることをわかった上で、学校教材となる教科書やチャートのような基礎教材の知識とそれらを発展させる力を問うことがほとんどなのです。そのためやるべき勉強は発展のための確固たる土台と発展の実践練習なのです。実際私は冬休みですら基礎の復習にかなり力を入れていました。
3.落ちた原因をはっきり言語化する
これは浪人生に限ることですが、前年の落ちた原因をはっきりさせることです。
これは「○○大学の受験に落ちたのは大問○でケアレスミスをしたから」などという最終的な部分ではありません。例えば私の場合だと「模試結果で油断しないとは思っていたけれど周りの反応もありどこかで受験を舐めてかかっていた」、「共通テストでは特別高い点数ではなかったのにどうせ2次は自信あるしいけるだろうと思っていた」ということがありました。そして最終的に舐めていたため、自分がわからなかったらみんなわかんないだろうと詰めを怠り、本番で分からない問題で解けず、焦ることになりました。
言語化しにくいのですが、受験に落ちたのは特定の問題のミスはトータル的な受験の失敗の根本的要因ではありません。というのもその問題以外が正解していてもよかった訳で、特定の問題は落ちた原因とは言えないのです。
根本的要因は自分にとって向き合いにくいものだと思います。しかしもう落ちた浪人生なのであればクソみたいなプライドなど捨てましょう。自分は落ちたのだと向き合い、自分の弱さを知りましょう。
そして落ちた原因を言語化し、油断したり気が抜けたりしそうになった時に立ち返るための格言として心に刻みましょう。
4.年間の概略を計画する
非常に大まかでいいので年間の計画をすることは有効です。見通しを持つことで1年後の受験を少しでも近くに意識できることに加え、よりやるべきことの具体性を持って新年度を始めることができます。一例として私の浪人年度の目標を紹介します。
私の年度始めの計画
浪人の私は現役の時に一応は模試結果はよかったという客観的事実からある程度一通りは学習出来ていたと考えて、落ち着いて基礎から固めていくのが良いと考えました。どれだけ少なくとも夏までは、長くて10月くらいまで過去問のような発展内容はやらないようにとしました。
また私は自分自身が1年間を通して頑張り続けることは無理だと思っていました。そのため最初からエンジン全開で頑張るのではなく徐々に時間を増やしていこうとも考えました。基礎学習計画ともバランスが良く、以下のように簡単に計画しました。
結果として時間は直前になっていき10月ごろから焦りとともに自然と増加しました。10月の共通テスト模試でよい点を取るまでは基礎勉強を主として進めていました。計画していたために基礎勉強を他の人より長く続けていても、勉強時間が多少短くても落ち着いて勉強を進めることができました。
5.自分を知る
上の計画と関連して、自分の特徴を知ることは大切です。例えば飽きっぽいのであればそれを自覚し、継続して勉強できるように工夫するべきです。
特に受験においての敵はインターネットやゲームなどの機器でしょう。私は勉強と同様、1年間ずっと縛るのは無理なタイプだと思っていたので家とご飯の時間は自由に使えるようにしていました。
SNSやゲームを一切しないという戦略が受験生にはなんとなく求められるような風潮があるように感じますが、個人的には自分の特徴に合わせて工夫することが重要だと思います。勉強するために縛りすぎないということです。
当然ですが、ゲームを同じようにして受かるわけがないのでバランスは重要です。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回も前回に続き、長くなってしまいました。反省しております。
教材なども紹介したい気持ちは大きいのですが、私としてはこのあたりの受験に対する挑み方みたいの部分がすべての勉強の土台となると浪人した経験から感じています。そのためもう少しだけ中々知ることができない土台を書いていきます。
次の記事では浪人生と現役生の違いについて書きます。明日の記事はぜひ現役生の方には読んでいただきたいと思っています。私は現役の時には浪人生をバカにしていた部分もありました。私が現役生のころには知ることができなかった浪人生と現役生との大きな差を書いていきます。
感想、意見、質問等ありましたらぜひコメントに書いていただきたいです。