こんにちは
今回から本格的な内容に入っていきます。
前回予告していた通り現役時代、不合格となった日から新年度の予備校生活開始までのことや感じたことを書いていきます。それに伴ってどのようにつらさを解決してきたかも書きます。浪人になった人はこの頃の私と同じように気持ちが沈んでいる人も多いかと思います。少しでも和らげたり希望を持たせたりできたらいいと思います。
合格発表日
現役の受験では、受験の翌日くらいには大ミスに気づいていました。しかし、実際は間違えていなかったのではないかという希望やなんとかギリギリに滑り込んでいるのではないかという思いも持ちつつ結果を見ました。しかし結果は不合格。落ちているかもとは覚悟していたものの実際に落ちたということに直面すると受け入れられないというよりこの先どうすればいいのか?という気持ちが大きかったと覚えています。
じっとしていてもただただ落ち込んでいく一方である上、比喩とかでなく人生を諦めたくなってきてしまったので結果発表の日の午後は1人でカラオケに行き、気持ちを紛らわせていました。親に対して申し訳ない気持ち、ふがいない気持ちで泣きました。合格圏内だと言われていながらこれから1年間は明らかに浪人生になるしかなくて申し訳なかったです。逃げたいとも思っていました。このような考えは歌っている間も消えることはなく考えることから逃げるように歌い続けていたと覚えています。
そんなカラオケからの帰り道が人生で一番つらく、でも転換点になった時間だったと思います。上記のような気持ちや思考を繰り返しましたが、帰り道に自分には道は1つしかないと気づいたのです。それは「浪人生として1年間やるしかない」ということです。それと同時に「もう同じ過ちを繰り返さない」と心に誓いました。この瞬間は浪人の1年間を支える軸となりました。今でもはっきりと思い出すことができます。
予備校の開始まで
それからは早かったです。すぐに予備校の入学が来てしまったという感じです。
私は学校で「この成績なら受かるよ!」と言われていた分、気まずさもあって春休みはほとんど誰とも会いませんでした。唯一部活の集まりに1回行ったくらいでした。正直勉強もあまりしていなかったと思います。
勉強というよりも1年後の受験に合格するための準備をしていました。
具体的には次の記事を参考にしてもらいたいのですが、1年間の大まかな計画を立てたり、なぜ落ちたのかという自分の不合格となった要因ときちんと向き合ったりしました。
でも今思えば準備をしていたのは建前ですね。消えることはない浪人というレッテルの重さ、後ろめたさから逃げていたと懐古して感じます。その気持ちは予備校の忙しさによって後に薄まっていきました。
予備校選び
時系列的な順序は少し前後しますが、予備校の決定についてもここで書いておこうと思います。自分は関東だったので特に有力な駿台予備学校(以下駿台)と河合塾(以下河合)に体験、見学に行きました。最終的には以下の要因を根拠として駿台に決定しました。
- 勉強するための空間
自習室の数、教室の広さ、教師に質問する環境、サポート体制などは当然誰もが選択する要因にすると思います。
忘れがちなのは主催する模試の規模です。主催模試があればその予備校では入試問題をしっかりと検討している証拠でもあります。また、主催模試の金額は授業料に含まれていることがほとんどです。模試は参加者が多いほど自分の位置が明確にわかるのでせっかくならばできるだけ大きな規模のものを受けることができる予備校を選択をすることをお勧めします。もちろん模試の質も非常に重要です。
模試に関しては別の記事でもまとめます。 - 同じ学校の人
同じ学校の人が多いところというのも選ぶ要因になるでしょう。不安を打ち明けたり、競い合ったりするには同じ学校の仲間はいて損はありません。もちろんお互い本気で合格を狙い、足を引っ張られないような友人であることは前提ですが… - アクセス
私は家で勉強できるタイプではなかったため授業がない日でも自習室を利用するのがわかっていたので通いやすいところであることも条件に入れていました。時間はもちろんのこと乗り換え回数なども考慮しました。 - ライバルとなる人の数
最終的にはここが決定的だったかなと思っています。
自分の第一志望に合ったコースは河合では確か1クラスで15人程度と言われました。一方の駿台は1クラスで約100人くらいでした。人が少ない方が教師に密に教えてもらえると思う人がいるでしょうが、私は立った15人の中で勉強するよりも100人の方が自分よりすごい人と競い合える確率が高いと考えて後者を重視しました。 - 金額
私は親に恵まれており、お金の心配はあまりありませんでした。また、駿台と河合という大手では大して変わらなかったことも事実です。しかしご家庭によっては金額も非常に重要な選択要因になってくると思います。親に出してもらうため気にしないという人はいないと思います
*注意事項
ここまでいくつか選択の根拠となる要因を書きましたが、忘れてほしくないのは予備校に行くことは目的ではなく手段であるということです。自分に合わない、あるいは遠くて行きたくないと感じるような予備校に通うことはしないでください。中途半端に通うくらいなら予備校に行かない選択肢もありです。
重要なのは来年、あなたが合格するかどうかなのです。いくつか要因があるので妥協する点も出てきてしますかもしれません。その時は本当にこの点は妥協するべき点なのかということを一度考えるようにしてください。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回の内容は明らかに浪人生向けの記事でした。しかし予備校選びの部分は現役生にも役に立つのではないかと思います。
次回は今回の内容も踏まえつつ春休み期間という受験生にとって非常に大切なスタートダッシュのための準備期間にやるべきことを紹介します。
皆さんの春休み期間の過ごし方や予備校選びなどの関連事項をぜひコメントしていただけると嬉しいです。